「たまたま、こんなページを見たのだが笑ってしまったぞ」
「それはどうして?」
「特徴を抽出するとこういう話だからだ」
- 時間が止まっている (既に陳腐な古いアイデアを画期的で新しいと主張する)
- 金を払わない (しかし労働は要求する)
- 尊大である (自分が馬鹿にされているとは夢にも思わず何を言われているか分からないが、気付くと切れる)
「どっかで聞いたことがある話ばかりだな」
「そりゃそうだ。おいらがしばしば言う話と同じだからさ」
「えっ?」
「どこまで本当の話かは知らないが、おいらが言ってることも個人的な妄言でもないようだ。他にも同じようなことを思っている人がいるならね」
「でもさ。これってみんな読んで笑ってる話なの?」
「たぶんそうだ」
「どうして? この話の悪役君みたいな奴は多いんだろ?」
「話は簡単さ。自分が悪役君と同じだとは夢にも思わないからさ」
「なるほど。そこが『自分が馬鹿にされているとは夢にも思わず何を言われているか分からない』ってところだね」
「うん。おそらくな」
「でも、そんなことを平然と言って相手は気を悪くしないかい?」
「たぶん平気だ」
「なぜ?」
「該当者は自分がそうだとは夢にも思わないからさ」
「わはは」
「逆に、自分は該当者かも知れないと思ったら、たぶん該当してない」
「それはどうして?」
「突き放した視点から自分を客観視できる人間はおそらくこのパターンに陥らないからだ」
オマケ §
「あれ? オマケはどこに行ったんだ?」
「あまりにはまりすぎの事例だったので、カットしたよ」
「ええっ?」
「それまで書くとくどすぎるし、事例に使われたと知って逆ギレして襲われても面倒だしね」
「そんなことがあり得るの?」
「さあな。でも、尊大だけど突如切れるのはよくあるパターンだ」
「ひ~」
「それに、そういう話題に対応する熱意はとても希薄なんだ」
「昔からよくある話なので、今更何の刺激もないってことだね」
「そうそう。新しくないから面白くない」